気まぐれ天気の日に

 お天気が定まりません。朝落ち葉掻きをしていましたら、
いきなりの大粒の雨。それから日長一日暗い空が続きました。
日曜とて午前中は何とはなしにのらりくらりとして、
午後になってようやく土いじりを始めました。
以前から茶友に頼まれながら、延ばしのばしになっていた
大渡しとという茶器を作ろうと。
薄茶器は木製が基本ですが、大渡しは珍しく薄茶用の陶器の茶器です。

江戸千家の流祖川上不白の考案とされているもので、
蓋のつまみにあたる部分が貫通していて(トンネルのように)、
茶杓はそこを通して置きます。
言葉では表現しにくいので、出来上がりましたら写真を載せることにします。
少々時間が掛かり、もう一つ丸型の濃茶入を作り終えた時には
外はもう真っ暗、雨は小降りになっていました。