雪のあした

 昨日の雪の積もり方の速かったこと。
水気たっぷりの雪は留まりやすかったのでしょう、
あれよあれよという間に、芝も木々も白く埋もれて行きました。
すっかり閉ざされた世界に置き去りにされて、
頼みの綱のタクシーはとうとうつかまらず、
母へのお弁当はお昼までには届かずじまいとなりました。
でも用意したお弁当は、午後になってやってきた息子が
楽しんでくれましたから、有効活用できたのです。
母には明日作り直して届けます。


 一夜明ければ眩い陽射しの弥生の朝です。
最高気温が15度とか聞きましたから、雪はお日様任せにして、
朝の時間を、ホームページ3月号の更新へと宛てました。
庭に出て雪に埋もれた花を掘り出して写真を撮り、

書に記した短歌をスキャンして、
それぞれのコンテンツをアップロードして、
そんな作業に7時から11時までかかりました。
すっかり高くなったお日さまは道の殆どの雪を溶かして、
私が掻いたのは石段と門の出入り口、そして車庫の前だけ
春の雪は積もるのも消えるのも早足でした。
水分をたっぷりと吸い込んで、桃の花が蕾を膨らませています。
春の足音が一段と大きくなりました。