雪のあした

 雪は夕べの内に止んで、
陽射しが眩しい朝を迎えました。
この辺りの積雪は15~6センチでしょうか、
庭はこんもりとして土は全く見えません。

でも木々は、すっかり雪を払い落として、
いつものように空に向かって枝を伸ばしていました。

重い雪でしたから、降っている間の木々は深く深く
お辞儀をしていましたけれど。


 都心でも8センチほどの積雪があったそうです。
凍結した雪に足を取られて、病院へ運ばれた方も多数、
車のスリップ事故、高速の大渋滞、
通勤電車の遅れや運休、一日中乱れが続いたと聞きました。
久しぶりの大雪に、雪に弱い東京がまた顔を出しました。
雪国の方達は、
この何倍もの大雪にも泰然としていらっしゃるというのに。


 ごみ出しの日でもありましたから、朝外に出ましたら、
既にお向かいもお隣りも雪掻きを終えて、
道の隅には雪の山が出来ていました。
遅まきながら、掻こうとした雪は凍っていて
私の力では到底役に立たず。
雪かきをした方達は、
夕べ雪が止んですぐに作業をされたのだと知りました。
階段も車庫の前も雪が残ったままで、
とうとう日暮れを迎えてしまいました。
雪に足を乗せるとバリバリと音がしますから、
一日中溶けること無く、居座っていたのですね。
花壇の花は完全に埋もれたまま、庭の雪は殆ど目減りしていません。
見渡せば殆どのお宅の前は、雪が残ったまま踏み固められています。
明日の朝はアイスバーンと化すのでしょう。
普通タイヤの私は明日も外出は叶わぬのでしょうか。