葉月の菊寿庵から

葉月のお茶の会
いま「瑠の歳時記」の目次を見て驚きました。
6月、7月の歳時記が。すっぽ抜けているのです。
書くことがないわけではない、むしろあり過ぎて
落ち着いて日記を記す時間、いやいや心の余裕がないと言った方が
正しいでしょう。
バタバタと日が過ぎることに慣れてしまうと、時間がぽかっと空いた時
何をしてよいのかとウロウロする有様です。
この状態は何時から始まったかといえばそれははっきりしています。
昨年夏に、母の茶室「知川庵」での稽古は年内で終わりにして、
義妹と私それぞれが別々の稽古の場を作ることを話し合って
決めた時から始まったことなのです。
母から受け継いだ茶道具は私と弟、ひいてはお茶をしている義妹と
分け合って、これからも活用するということで
その流れは自然に方向づけられました。
母の社中の方達とは昨年末まで稽古を続け、これからも時折同窓会の形で
お茶を楽しむことに話がすんなりと纏まりました。
そして、昨夏から始まった家の整備、収納部の拡張、
めどがついたところで、茶道具の移動、収納、畳替え、
待ったなしで新年となり新しい茶室の開設です。
そのまま雪崩のごとく夏まで過ごしてきてしまいました。
茶室も、ネット上のお茶の交流も軌道に乗って、
どうやら人心地が付いたところでこの暑さ、
ふわふわと過ごしているうちに今までの習慣をないがしろにして
過ごしてきていることにハッと気づいて慌てている状態です。
過ぎてしまった6月7月は元には戻せませんので、
今月からもう少し着実に、
小さいことでも大事な事々の見落としのない日々を
過ごして行こうと今朝改めて決心をしたところです。


今日は菊寿庵のお茶を楽しむ会。
連日猛暑日の続く異常気象に見舞われている東京です。
今日は火を入れず、ぶっかき氷を入れた冷水点だけの茶室です。
だいたい準備が整いました。
少し時間が出来ましたから、「瑠の歳時記」を書きあげたところです。





6月、7月の出来事もこれからおいおい遡って記しておきたいと
思っています。