節分

 昨日の昼前のこと、「パラパラ」と、屋根を打つ音がして、
細かい霰が10分程降りました。
直系1ミリほどの雪のボールが、見る見る植えたての
ビオラの花びらに溜まっていって、
きれいな彩りになりました。
すぐに止みましたけれど、土に触れる手がひどく冷たくて、
庭いじりは途中でやめました。
 打って変わって、今日は温かい陽射しが一日中保って、
やさしい節分の日となりました。
おかげで、花壇の植え込みも捗って午前中に終了。



これから暖かい陽射しが続けば、
花数はどんどん増えて、花壇らしくなることでしょう。
東京ばかりでなく、今日は本州全域が高気圧に覆われて、
おおむね晴れだったとか。日本海側の雪も一休みのようです。


 でも娘からは今日も大雪便り、もう5回目です。
こんな写真が送ってきました。

窓からの氷柱風景だそうです。
楽をしていることに申し訳ないような思いがあります。


我が家の豆まきは、だんだん簡単になってきました。
手作りの鬼の面を飾って、

ほんの少しの豆をまき、
「マメ」にを願って、年齢の1割のお豆を食べました。
この節目をわきまえた、昔ながらの日本の風習を、
春まだ遠いボストンで、娘は大事に守っているようです。


失敗続きのやきものですが、性懲りも無く、
今日も辰砂の梅型鉢を焼きました。
釉を替えてみてから、7個も立て続けに駄目にして、
かなりがっかりしながらも続けています。
明朝の窯開けも、
成功の可能性は限りなく低いのですけれど、
それでもまだ期待する気持はわずかに残っています。
8時に窯入れして、6時に火を止めに外に出ました。
闇の中から、
「鬼は外、福は内」と可愛い声が聞えました。
最近ご近所に引っ越してきた若いご家族の
小さな坊やたちでしょう。
高齢者ばかりになって、穏やかながら活気も無い住宅地に、
若い家族連れをしばしば見かけるようになったのは
最近のことです。
親御さんと同居をなさる若い方たちの話も時折耳にします。
眠ったような街に、活気と未来が戻りつつあるようで、
ちょっとうれしい気持がしています。