一雨ごとに、緑はますますその勢いを増しています。 広がる緑に公園は盛り上がるよう。 並木道には涼しげな影を作っています。 最高気温25℃の今日の東京は、もう初夏の装いです。 今日は、クラスの帰りに日比谷まで足を延ばしました。 出光美術館で観たいも…

楓の花をご存知ですか？ とても目立たない、赤い小さな点々です。 今日、庭先に見つけた楓の花があまりに 可憐なので、写真を撮りました。 日本の楓は、先ず芽吹きから始まって、 葉がすっかり開いた頃に、 葉陰にひっそりと小花をつけます。 同じ頃、ボスト…

春たけなわの季節、生き物たちの動きは ますます盛んです。 夜明けが早くなりました。 5時にはもう空が白みはじめます。 上手に歌えるようになった鶯の 「ホーホケキョ」の声が、澄んだ空気の中を 真っ直ぐに飛び込んできます。 雨後の日差しの眩さ。 それに…

昨日は春の嵐のように、 芽吹いて広がり始めたばかりの幼い緑が 強い雨風に煽られ続けた土曜日でした。 久しぶりにたっぷりの水を得て、 今朝の木々は、輝いています。 花粉も埃も洗い流して空気はすっきり、空は青々としています。 美しいイースターサンデ…

今春の東京では、 桜は俄かに咲いて、あっという間に北に去っていきました。 被災地の皆さんの許へと急いでいたのでしょう。 「さくらはやさしいですね」、 「やっぱりきれいですね。ほっとしました」 と目元を拭っていらっしゃる方々を見ました。 つらい春…

いままでためらっていた花達が一斉に花開き、 季節を一つにしたような花の競演となりました。 雪国の春のように。 いつもは、桜の後に控えていた海棠が、もう盛りです。 シャクナゲも、椿たちも。 そして宿根草も。 今日は久しぶりに、本当にひさしぶりに コ…

一気に開いた桜が、もうはらはらと散り始めています。 きのうは、最高気温が20℃にもなろうかという ぽかぽか日和。 母、義妹と3人で高尾にお墓参りに出かけました。 道中、どこもかしこもさくらいろ。 空はうっすらと霞んではいましたけれど、 淡い空色と淡…

電車をおりて、パーキングに向かい始めたとき、 「せんせ」と後ろから声がかかりました。 振り返れば、見上げるほど長身の青年が微笑んでいます。 暫く顔を見つめていると、ほっそりした少年の顔にと 繋がりました。 受験間近の中学生、母親との意志の疎通が…

急に気温が上がって、 今まで躊躇っていた桜が一気に開きました。 朝から風がやさしい金曜日、 母の茶室には春が満ちていました。 今月は炉点前の最後の月、 来月からはもう夏点前です。 月日は、こんな時でさえ さらさらとさりげなく流れすぎていきます。 …

弥生の日々は悲しみの内に過ぎていきました。 そして卯月。 日差しは明るさを増し、春の足音が大きくなってきました。 けれど、 被災された方々に春が来るのはいつのことなのでしょうか。 お座なりのことなど何も言えない厳しい状況の中で、 皆さんはひたす…