姫沙羅の咲く頃

どうしてこんなに時は駆け足で通り過ぎて行くのでしょう。日めくりカレンダーは気が付けば十日も前の日付だったり、家計簿、日記は数日白紙だったり、これは年齢と当然関係がある事柄なのでしょう。自分で計画した事々が楽々とではなく、頑張ってようやく出来るという状態になったのは何時からかしら?と今考えています。
「瑠の歳時記」も、また3ヶ月の空白期間、ちょっとショックですけれど、気を取り直して、「書きたい時に書く」で今日から再開です。

 

新聞を取りに玄関ドアを開けて石段をトントンと降りるある朝、足許に小さな白い花が数輪散っているのに気付きます。六月のある日突然訪れる姫沙羅の花の開花です。
この花とヤマボウシの花は父の旅立ちと強く結びついています。
6月1日に発熱し、6月30日に身罷るという、けじめを大切にした父らしい自らの人生の納め方でした。入院の日にはヤマボウシの白花が庭を飾り、旅立ちの日にはヒメシャラの白花が門口いっぱいに白い絨毯を敷いておりました。空気に湿りが増す六月の日々は、父を感じ続ける一ヵ月です。

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