2013-01-01から1年間の記事一覧

雨空に空気和らいで

朝のきんきんした空気が今朝はしっとりと潤んでいました。 まだ充分に見応えのあるヤマボウシの紅に、 雨の滴が宿っていて、鮮やかです。 今年も余すところ4日、本当に押しつまりましたけれど、 今日は何にやら心にゆとりがありました。 年内にやらねばなら…

冬空に少し碧さも見えて

昨日は一日冷たい雨が降り続きましたけれど、 カラカラ天気の後には恵みの雨、 予想に反して雪にもならず、東京は相変わらず天候についています。 12月に入ってから、何となく心せわしい日々が続いています。 ふと気付くと日記も、瑠の歳時記も疎かになって…

初冬の庭は紅とどめて

窓越しの庭は彩り鮮やかです。 まだ照葉の残る楓、 どうだん、 ヤマボウシ、 赤い実を付けた、千両、 万両、 万年青、 冬の始めの庭は紅色です。 落ち葉掻きが朝一番の仕事になって半月ほど、 朝から出かけなければならない日は、ご近所の皆さんに 「ごめん…

照葉、最後の輝き

師走に入ってからもずっと続いていた上天気が、 今日は一転して寒空になりました。 東北、北海道は雪だそうです。 東京も気温が急に下がって、落ち葉掻きも むくむくと着こんでやりました。 師走としては当たり前の気温のようですけれど 穏やかさに慣れた身…

師走に入って

師走に入って、はや6日、 嘘のように月日がさらさらと流れて、 沢山の事々が走り去っていきました。 今日も碧空、それと競うように楓の照葉が空に向かって、 両手を広げています。 風も無く静かな師走の昼下り、 日溜りの芝生が赤い落葉に埋まっています。 1…

空晴れ渡る好日に

今日も朝から上天気、気温は昨日同様20℃になるそうです。 私の気分は天候によって、大いに左右されます。 菜種梅雨も五月雨もまことに風情がありますけれど、 それは夫々が季節に相応しい顔だから。 秋は碧く澄んで、雲一つない、高い高い空、心地よい風、 …

朝夕の空気がピーンと張って

新聞を取りに出て、外の空気の冷たさに、 思わず身を縮めました。 一ヵ月前には真夏日の日が続いて、今との温度差20度、 皐月が満開、桜がちらほらの現象を目にします。 体調をくずさないようにしたいものです。 昨日は懐かしい方々に会いました。 夫と歌う…

秋深まりて

昨日は空の重い一日でした。 雨粒はほんのポツポツ程度ですぐ止んで、 ドライヴにもお掃除にもお参りにも 差し支えは有りませんでしたけれど。 昨日の朝の墓参の折のことです。 次男と二人で家を出たのは7時半、 日曜の朝は街道沿いも人影少なく、車も滞るこ…

心地良い秋日和に、高鶴元先生のやきもの展へ

寒からず暑からず、空気はすっきりと澄んで、 この上なく心地よい日和です。 こんなに好ましい日は一年を通しても数えるほど、 心も空色に染まります。 昨日は、今秋も開かれた高鶴元先生の作品展 ニューイングランドシリーズ2013に伺って、 先生の漲る力に…

秋晴れの日々に

細かい雨がフロントガラスを叩く夕暮れ時、 娘を、次男と一緒に成田まで送って、戻りました。 娘が日本へ戻った10月29日も雨でしたけれど、 その後の3日間は、こよなく美しい秋空に恵まれて、 心に残る良い時間を持てたようです。 そして今夕、良い笑顔を残…

秋雨に滲む庭を見ながら

秋日和は昨日の一日だけ、今日は朝から冷たい霧雨になりました。 朝から出かける用意があって、昼過ぎに戻りました。 外出時の雨はうれしくありませんけれど、 戻って来てお茶を飲みながら見る庭はしっとりと風情があって、 雨もまた佳の思いがします。 今日…

秋の日々は日毎に姿変えて

今日は朝から細かい雨が止むこともなく、強まることもなく続いて、 しんと静かな一日でした。 心が何となく寂しいのは、お隣の木々の殆どが切り倒され、 大きなトラックで運び去られたせいかもしれません。 ずっとお留守の家、ご主人は亡くなられ、奥様は難…

台風が大荒れの日に

大型で強い台風26号が関東、甲信越に甚大な被害を及ぼしながら、 北上しています。 伊豆大島では観測史上初めて、一時間に125.2㎜の雨量を記録したそうです。 土砂崩れで亡くなった方、行方不明の方の情報が次々にもたらされて、 今も台風は暴れ続けています…

10月の真夏日に戸惑いながら

今日も朝から上天気、真っ青な空から容赦なく日差しが照りつけます。 それでも日中の気温は30℃以下で留まるとの予報、 昨日、一昨日よりもよほど秋めいています。 この二日間は本当に息苦しいような陽気でした。 夏の間の30℃と、一旦涼しさを経験してしまっ…

夏返りの日にオルガンを聴いて

せっかくクリーニングした夏服をまた取り出すような 気温の高い日が今日で5日目、 秋は来週までお預けのようです。 金木犀の香りが少しほのかになってきました。 夏の花が復活しています。 季節は行きつ戻りつ、その揺れ動く様もまた楽しです。 久しぶりに…

夕焼雲に母(姑)を想って

また暑さが戻って、東京も28℃まで上がったそうです。 涼しさに慣れ始めた体には少々こたえますけれど、 庭に出ても、玄関の外に出ても 辺り一面、金木犀の香りに充ちていて、 秋を手中に納めている心地良さは揺らぎません。 今日は午前中に「氣功」の体験を…

秋雨の日にドボルザークを聴いて

窓を開けると鼻をくすぐる芳香に包まれます。 秋の訪れを香りで知らせる金木犀の訪れです。 誘われるように庭に出て高い木を見上げれば、 金色の小花が毬のように固まって咲いていました。 見上げる顔に雨が細かく降りかかります。 今朝はことのほか香りが匂…

神無月に入って

カーテンを開けると夜来の雨に庭がしっとりとしていました。 7時過ぎには止みましたけれど、 恵みの秋雨に草木が喜んでいます。 一年中で一番好きな10月がやってきました 爽やかな空気、碧い空、高いレースのような雲、さまざまな紅、 花々の彩り、豊かな実…

鈴虫の声がひそやかになって

大きな影響も残さず、台風が海の彼方に消えた後 急に本物の涼しさがやってきました。 朝の最低気温16℃などと聞けば、 急にタオルケットを薄手の布団に入れ替えたりする気分になります。 鈴虫の声が心細げ、渡りを前の鳥たちが元気です。 このところ気持に重…

彼岸の日に空の彼方へ

秋分の日、朝の空気が急に冷え込みました。 私、息子たち、義妹の4人で羽田を発ったのは12時5分、 降り立った宇部空港は南国でした。 あくまで青い空に入道雲が浮かび、背高のっぽのヤシの木が ぱたぱたと風にはためいておりました。 一旦ホテルにチェックイ…

季節は行きつ戻りつ

朝の風は心地良いのですけれど、 ぐんぐんと気温が上がって、 夏のような陽気になりました。 昨日の朝のことです。 8時過ぎ電話のベルが鳴りました。 夫の妹からのもの。 こんな時間にめずらしいことと思いながら 「お早うございます」と言葉を交わして、 ふ…

台風一過

朝新聞を取りに外へ出て驚きました。 あまりに空気が涼やかで心地良かったものですから。 台風が暴れまわった翌朝(昨日の朝)は、もやもやしたものが すっかり打ち払われて、空はあくまでも碧く、 陽射しが煌いておりました。 玄関前の吹き溜まりには 見た…

秋台風18号が吹き荒れる日に

大雨と強風を伴った台風が日本列島を窺っていると 数日前から予報が出ていました。 その前触れのように、昨日は朝から篠突くような激しい雨、 雨樋から水が噴き出すような勢いで庭に池を作り、 木々を大きく揺らしました。雨の中、息子が二人掛かりで雨樋の…

夏日が戻ってきた日に

また暑さが舞い戻って来ました。 眩しい陽射しの中で、今日の茶会用に 紫式部、藤房うつぎ、菊など秋草を摘みました。 茶菓子を3種類、茶道具を何点か、 カメラにテキストにと大荷物を抱えて、 タクシーに乗り込みました。 母の茶室「知川庵」へと。 早速に…

秋を手許に引き寄せながら

昨日一日降り続いた雨が今朝は上がって、 雲の間から逭空が覗きました。 土が水を吸ってくろぐろと潤い、木々が生き生きとしています。 水にも低温にも弱い夏の花ペチュニアは、 もう最後の姿になりましたけれど、 菊が勢いを増しています。 この土、日は、…

季節が少し落ち着いて

竜巻と云えば土地が広々と開けた、気温の高い、 アメリカ南部やテキサスなどに起こりやすい気象現象と ばかり思いこんでおりました。 ところが今年の夏はどうしたことでしょう、 日本のあちらこちらでこの現象が起こって、被害が続出、 猛暑や豪雨が続いた後…

雲の動きダイナミックな日に

友人たちとの集いに出かけた昨日、 電車の窓から、外の雲の動きに魅入りました。 張り巡らされた電線の向こうに山なす雲のその大きさと動きの早さに。 外に出て見た空はもうずいぶん大人しくなっていて、 少し強めの風の中に、夏の終わりの懐かしい匂いがし…

長月入り

渡しの月になりました。・ でも涼風とは縁のない猛暑日の月の入りです。 今日で三日目、35℃を越える日が続き、へとへとです。 九州と中国地方は豪雨に見舞われています。 それなのに東京地方はカラカラ、 雨の予報を信じて水撒きをさぼりましたら、雨は空振…

秋色の朝に

早朝、外に出ると空気が懐かしい匂いに変っています。 光がやさしさを増して、辺りにはそこはかとなく秋色が漂います石段を下りはじめた時、何かが頭の上を過ぎりました。 この夏一度も見かけることのなかったアゲハ蝶です。 ひらひらとセージの葉に止まった…

猛暑が居座って

来る日も来る日も強い陽射しが降り注いで、 外に出る時は帽子とサングラスが手放せません。 5分止めただけで、 車の取っ手は素手で触れないくらいの熱さになってしまうありさま、 「毎年こんなに暑かったかしら?」と皆さん青息吐息の風情です。 私もご多分…