猛暑が居座って

 来る日も来る日も強い陽射しが降り注いで、
外に出る時は帽子とサングラスが手放せません。
5分止めただけで、
車の取っ手は素手で触れないくらいの熱さになってしまうありさま、
「毎年こんなに暑かったかしら?」と皆さん青息吐息の風情です。
私もご多分に漏れませんけれど。


 炎天下で健気にもピンクのバラが咲きました。

それを盆さまにお供えしたのは14日、
16日にはもう盆さまをお見送りしました。門口で御ガラを焚いて。
大文字焼きや灯篭流しの映像の、なんと幻想的で美しかったことか、
ゆかしく、切なく、余韻の残る夏の宵でした。


 その翌日から植木屋さんが入りました。
炎天下で働く人たちに冷たいものを供したくて、
あれやこれやと気配りをして、めずらしく疲れました。
丸2日掛かって、木々は随分さっぱりと散髪され、
下草がすっかりなくなって土が顔を出しました。
土の渇きが目に付くので、自然に水撒きに精が出ます。
朝夕の水遣りで、花たちがにわかに元気づきました。
植木屋さんが残してくれた真っ赤な病葉が、鮮やかです。

沢山あった夏の予定を、どうやら支障なくこなして、
明日は健康診断、これで8月の外せない用事は、ほぼ終わりです。


 明後日からは袋詰めになったままになっている土に
触れる時間も出来そう。
夏が終わる前に朝顔の本焼きもしたいものです。