2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春のあらし

時折陽が射したかと思えば、 あっという間に空模様が変わって、一面の灰色の雲 強い風が木々をゆっさ、ゆっさと揺さぶっています。 雨はまだぽつぽつですが、雲行きはまことに怪しい。 予報では荒れ気味の天候の由です。 3月も今日でおしまい。 本当の春を感…

春霞

空がちょっと靄って、のどかな日和です。 少し風はありますけれど、 体を動かすには丁度良い暖かさ、 家の中にいるのは勿体ない。 ちょっと勘が戻ってきた土いじり、 作品作りにも土作りにも精を出したい気分です。 漬けてあった土を山のようにタオルに取り…

春のためらい

天気予報を聞いていると 「今日はコートが要らないでしょう」とか 「真冬の支度でお出かけください」とか 本当に面倒見が良いですね。 その上花粉の量まで丁寧に予告されると、 花粉症の方はかえって過敏になってしまうのではと それが気になったりします。 …

季節の綱引き

夕暮れが迫っています。 未だ淡い碧が残る東の空に、 ピンクとグレーの雲が浮かんでいます。 季節が鬩ぎ合っているのでしょう。 車の窓から見る雲の動きがダイナミックな一日でした。 朝の内はまだ風にやっぱり冷たさは宿っていて、 母と一緒の墓参に多少の…

さくらたより

桜たよりを聞きました。 「今年一番の桜が高知で開花した」と。一昨日のことです。 「今冬は寒かったから、桜もきっと遅いわね」と 義妹と話した直後のニュースでした。 それならば、箱根への桜旅の計画も早速立てられそうです。 母がことのほか楽しみにして…

彼岸は過ぎても

春一番ならぬ強い北風が硝子戸をがたがたと揺する一日でした。 気温は10℃を越えているのに、 彼岸過の今日も春らしいぬくもりには今一歩。 でもラッパ水仙の蕾はもうまるまると膨らんで、 チューリップもすっくりと背を伸ばしています。 季節は本当に律儀で…

春分の日

陽射しはすっかり春の明るさ、やさしさになりました。 でもどうしたことか風の中にまだ溶けきれない冬が 居座っているようです。 春一番が吹かないままに春分の日を迎えました。 お彼岸ですね。 スーパーの目立つところに餡、黄粉、胡麻のおはぎが ずらりと…

紅梅が華やいで

リビングルームには陽射しが届いて ぬくぬくとしていましたけれど、 一歩外に出れば、 風の芯にはまだ冷たさがしっかりと残っていて、 体がちょっと緊張しました。 でも、電車の窓から 紅梅林の華やぎを目にすれば、 ああやっぱり春はそこまでと、ほっとしま…

初音

明るい陽射しが今日で4日目、 今朝は鶯の初音を聴きました。 姿は見えませんでしたけれど、 どうも紅梅からではないようでした。 陽はいっぱいに射しているのに、 風は北風、ちょっと冷たさのある朝でした。 今日のお昼時、気持の良いオルガン演奏を聴きまし…

春光

明るい陽射しが今日で4日目、 これだけ続くとぬくもりが留まって、 風もさすがに和らいできます。 鳩や椋鳥、百舌鳥の訪れが頻繁です。 毎月一回ボストンの孫Noahに荷物を作ります。 彼の大好きな「めばえ」と「こどもちゃれんじ」を送るために。 昼間家に居…

風の中に冬の名残が

居間に射す光の明るさとやさしさに 心を許して薄手のコートで出ましたら、 見事に裏切られました。 意外にも風はまだまだ冷たかったのです。 本物の春には未だちょっと間がありそうです。 でも日向に群れる瑞々しい緑に、かかみ込んでみれば、 直径2ミリほど…

紅梅香る日に

祈りの一日は静かに過ぎていきました、 でも見聞きした事柄は、 目や耳や胸に焼き付いて、心が穏やかではいられません。 こんな話も耳にしました。 「事業資金を市から借りて仕事を再開した。一年経ったら もう返済の請求書が送られてきている」と。 「嘘で…

3月11日

一年が巡りました。 金曜日から降り続いた涙雨。 今日の午後になって上がりました。 そして、あの時間14時46分18秒には 雲が切れて碧い空が見えました。 黙祷の鐘が鳴り渡ります。 祈りの後に 空を見上げました。 やわらかい真綿のような雲とやさしい空の色…

霙交じりの雨の日に

枝に露をいっぱい留まらせて木々が静まっています。 雨が小止みになったようです。 昨日の忘れ物を取りに母の家に行く途中、 フロントグラスに白いものがぶつかっては溶けて行きました。 知った顔に出会えば「今日はさむいですねぇ」が挨拶代わり、 ほんの束…

四温の雨

雨音で目が覚めました。 予報通りに一日中雨が降り続いて、 これが明日まで持ち越すとのことです。 潤いが充分に行き渡って綻び始めた紅梅が、 雨に滲んでいます。 海棠も可愛い花芽を見せ始めました。 このところ「着物と帯」にちょっとのめり込んでいます…

啓蟄も過ぎて

うろうろしてしまうほどに気温が上下しています。 昨日はみぞれが降ったのに、 今日は、気温が10℃も一気に上がって、4月下旬の陽気とか。 これならば、冬籠りしていた虫や動物が、 じっとしていられなくなる気持も分かります。 コートと傘が荷物になりました…

紅梅が一輪綻んで

桃の節句はピンクの季節の訪れを告げるはずでしたけれど、 ちょっと当てが外れました。 今朝はまたひんやりとした空気に包まれて、 昨日梅のほつえに開いた一輪の紅梅が、 寒空に震えています。 でも、もう暫くの辛抱、春はすぐそこまで来ているのですから。…

雛祭り

一日ごとに気候も気温も揺れ動いて、 季節の綱引きはなかなか勝負がつかないようです。 週間予報には雨、曇り、晴れのマークと 9℃から18℃の数字が入り乱れています。 木々の芽がふくらんで、花壇の中には土を持ち上げている チューリップやラッパ水仙の頭が…

雪のあした

昨日の雪の積もり方の速かったこと。 水気たっぷりの雪は留まりやすかったのでしょう、 あれよあれよという間に、芝も木々も白く埋もれて行きました。 すっかり閉ざされた世界に置き去りにされて、 頼みの綱のタクシーはとうとうつかまらず、 母へのお弁当は…