夏返りの日にオルガンを聴いて

 せっかくクリーニングした夏服をまた取り出すような
気温の高い日が今日で5日目、
秋は来週までお預けのようです。
金木犀の香りが少しほのかになってきました。
夏の花が復活しています。
季節は行きつ戻りつ、その揺れ動く様もまた楽しです。


 久しぶりにオルガンの音色が聴きたくなって、
サントリーホールに出かけました。

秋のしっとりした空気にオルガンが恋しくなったのですけれど、
今日は夏日、でも美しいものはやっぱり美しい。
心が洗われたような良い気持です。
曲目は
バッハ トッカータアダージョとフーガハ長調
ルフェビュール・ヴェリー 演奏会用ボレロ
ヴィーデルマン:インペトゥオーソ
どれも初めて聴く曲でしたけれど、
力強く、分厚い響きは、心の底までズズーンと届きました。
演奏者はパヴェル・コホウトさんというプラハ出身の
有望若手オルガニストでした。


 すっかりお腹が空いて入ったANAホテルの雲海で、
秋の月コースを楽しみました。

やっぱりハイライトは松茸の土瓶蒸し、
何回いただいても飽きることがありません。