雲の動きダイナミックな日に

 友人たちとの集いに出かけた昨日、
電車の窓から、外の雲の動きに魅入りました。
張り巡らされた電線の向こうに山なす雲のその大きさと動きの早さに。
外に出て見た空はもうずいぶん大人しくなっていて、
少し強めの風の中に、夏の終わりの懐かしい匂いがしました。

 
 かって、職場を共にした仲間5人との年一回の昼食会、
圧倒的な数と力の男性社員の中で、
少数派の女性の結束が必要だった時代を知る仲間たちとです。
十数人いたメンバーの内、亡くなられた方、連絡が取れなくなった方、
病身になり外出がままならなくなった方が抜けて行って、
今集まれるのは9名ほど、
それにしても5名という人数の少なさは始めてのことです。
それでも話し始めれば気心の知れた仲間同士、
一年間の埋め合わせをするように、会話が途切れることがありません。
万年幹事のYさんに連絡、会計、会場から料理の世話まで、
全てを丸投げして、ただ出席だけするだけのこの会は、
Yさんのお骨折りのおかげで、もうかれこれ20年近くも続いています。


 白ワインで乾杯して、
さて今日のお料理は、シーフードのイタリアン懐石です。
サーモン、キャビア、いくら、八戸鯖、鱸、海老、蛸、帆立・・・


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 夫々の近況を話した後は
話題の中心は、業績の上がらない吾らが古巣のこと、
その中で活躍する後輩の女性たちのこと
かっての同僚たちのその後、
やっぱり健康や病気の話も出て来てしまいます。


 食事が終わっても話は尽きず、席を替えてまた一時間、

記念写真を撮って会を〆る頃は4時間が経過していました。


 右に左に分かれる時の合言葉は
「来年もまた必ずお会いしましょうね」、
こうして一年はあっという間に過ぎていくのですね。