夏庭の刈込み

 今朝はいやに早く目が覚めて、
ヨガが終わったのが4時半。
突然ミーンミーンと元気な蝉の声が
まだ薄暗い庭から聞こえてきました。
油蝉の合唱ではなくミンミン蝉の独唱です。
この蝉は涼しい所が好きだそうですから
秋の気配でも察したのでしょうか。
そういえば昨日庭の掃除をしていて
ピンクの萩が一輪だけ咲いているのを見つけました。


 昨日、今日と木々が野放図に伸びた庭に、

植木屋さんが入ってくれました。
何時打ち合わせをするのか、
それぞれがあっという間に自分の持ち場で仕事にかかります。

その手際の良さと機敏な動きは見惚れるばかり。
若い二人の職人さんです。
藍染の印袢纏と裾のすぼまった作業ズボンに紺の地下足袋

いかにも仕事師という感じのこの出立が私は大好きです。
炎天下でも暑そうな顔もせずに黙々と働く彼らに
私はせっせと冷たいものを用意しました。
茂った枝が、みるみる庭に山を作っていきます。
2日が過ぎてみれば、庭はすっきり、さっぱり。
姿が良くなった楓は、
今秋もまた見事な紅を見せてくれることでしょう。