送り火を焚いて

 お盆の4日間は瞬く間に過ぎました。

午後8時過ぎ、五山送り火が点火される様をテレビの映像で観ました。
私も門口で御ガラに火を点して、盆様を送りました。
本当は送り火は焚きたくないのです。いつでもここにいてほしいので。
でもまたすぐ戻ってきてくれることでしょう。
いつも身近に気配を感じて過ごしているのですから。


 植木屋さんが二日間入って、
ジャングルのようだった庭がすっきりとしました。
でもちょっと寂しいのです。
私はどちらかというと庭は鬱蒼としている方が好きなものですから。
でも蛇が出ても困りますから、年に一度の夏の決まり事です。
藤蔓が巻き付いていた楓をレスキューしてもらいましたら
下に小さな秋が埋もれていました。

庭から届いた贈りもの、小鳥の巣は今年は3個。
命が育った証です。
すっきりした庭に立って空を見上げましたら、
昨日とよく似たうろこ雲が暮れゆく空を不思議なものにしていました。

秋はもうそこまで来ているのですね。


 明日は自分の体のチェック。
明後日には母に会いに信州へ出向きます。