夏便り

 今朝の陽射しの眩しいこと、

レースのカーテン越しの光にさえ、真面に目が向けられません。
早起きが自然になって、このところ6時前にはヨガが終わります。
今朝外に出たのは5時50分、外の風は高原のようでした。
一昨日はたっぷりの雨が降りましたのに、
今朝はもう花壇の土はカラカラです。
ホースで花壇と玄関ポーチの植木鉢、道に水を打って、
新聞を取り込んで家に入りました。
明るい部屋で息子と朝食を摂っていると、
鶯の爽やかな声が聴こえてきます。


 昨今のテレビのニュースは株の値上がりと、
イギリスのロイヤルベィビイの話で盛り上がっています。
今度の日曜日は参院選
日本の行く末はどのように変わっていくのでしょうか。
耳を覆いたくなるような、おぞましい事件が続いています。
この国の何処かが歪んでいる証のように思えて、
いつも不安が拭えません。
他力本願でなく、
自分の足で立って、地に足付けて、
まっすぐ歩くことだけは心がけねばと思う日々です。


 暑中見舞いが行き交う季節です。
久しぶりの近況ニュースには、
お孫ちゃんの誕生やお子さんのお慶び、
ご自身のコンサートのお知らせに混じって、
療養中の方のお辛いながら、
先への希望を見出して頑張っていらっしゃるお姿もあります。
取り立てて大きな変化も無い日常に、動きや彩りを齎して下さる
夏便りです。

 
 今日は夕方の歯科通いまでたっぷりの時間があります。
乾いた土の手入れを済ませたら、
久しぶりに墨絵を書きたい気分です。
今もすっくりと背筋を伸ばして咲く息子からの贈りもの、
マルコポーロの優美さにすっかり魅せられているものですから。