暮の街にノアが帰って来て

関東地方は連日青空のカラカラ天気、
出入りの多い季節にはまことに好都合です。
日本海側は大雪に見舞われていることを思えば、
本当に有難く、申し訳ないような思いです。


押し詰まった26日、ノアがボストンから戻ってきました。

発つ直前に高熱を発し、吐いてしまう出来事もあって、
帰国が危ぶまれましたけれど、熱が少しある状態で
長旅も厭わずやって来ました。
飛行機の中でも食欲なく、眠ってばかりいたとのことですのに、
帰国のゲートからは元気な顔つきで出てきました。

空港には豪華な松飾が置かれていて、

日本のお正月を楽しみに帰国した人たちを歓迎しているようでした。
到着15時、外に出たのは16時、道は文句なく混んでいて、
家に辿り着いたのは19時、時差と体力不足で、
ノアは家に着いた途端に眠り込んでしまいました。


翌27日は、二日遅れのクリスマスパーティ。
ノアの家族に彼の大叔父、大叔母に当たる人達が8名集まりました。
出窓にはクリスマス触れ前途が山ほどです。

前日から用意したもの、当日銘々に料理した品、
テーブルいっぱいの料理も並びました。

乾杯で始まって、和気あいあいの会話が進むのですけれど、


お腹が一杯になったノアはもうプレゼントに心が飛んでいます。
ケーキとお茶の後はプレゼント交換、ノアの大歓声が続いて、
床に座り込んでおもちゃにのめり込んだ後は、
遂に時差に勝てずに、お夕寝に入ってしまったのでした。
物心ついて初めて、日本で味わったクリスマスは、
ノアを夢心地にさせるしあわせな時間だったようです。