節分

昨日の北風が納まって、
今日は穏やかな冬日和になりました。
メジロが、梅の小枝をピョコピョコと動き廻り、
鳩は芝の中をゆっくりゆっくり探索しています。


今日は春の節分、
年4回ある節分の中で、2月の節分ばかりが
もてはやされるのはなぜなのでしょうか?
きっと春待つ人が、他の季節と比較にならないくらい
多いということなのでしょう。
私にとっても春の節分は、心ほのぼのする日です。
そして「マメ」を意識する日でもあります。
健康を願って昼食に用意したのは、豆と豆の加工品だけで作った
節分料理です。


植物繊維たっぷり、食べ易さと安心感も伴って、
食が進み過ぎるのが難とも言えますけれど。
 

夕暮れ時、雨戸を閉めようと窓を開け、外の声が聞きたくなりました。
子供達が幼かった頃は、家中の窓を開けて
「福はうち、鬼はそと」と賑やかな豆撒きでした。
お隣近所からの元気な声と笑い声も聞こえてきて、
冬の夜の空気の冷たさも、薄らぐ思いでした。


寒いのを我慢して、暫く窓を開けておきましたけれど、
物音一つしない静けさ、我慢できずに雨戸を閉めました。

豆まきは、もはや家庭の行事ではなくなったのかもしれません。


でもボストンに居るノアは、この行事が大好きで、
夜になるのを待ちかねて、
豆を両手に母親に鬼をせがむそうです。