梅ちらほらとほころびて(雪のあしたに)
雲一つない真っ青な空、残雪に陽射しが映えて眩いばかりです。
昨日の雪は牡丹雪、
明け方から降り出して昼過ぎまで続きましたけれど、
水をたっぷり含んだ重い雪は、一瞬小枝を弛ませて、
あっという間に地面を白くしていきました。
でも止んでみれば儚くて、庭に白を残してはいても
道はすぐに元の舗装した面を出しました。
庭のわずかな冬植物は、俄かに生気を取り戻して、
元気いっぱいとなりました。
クリスマスローズの花芽がふくらんでいます。
たっぷりの水気と陽射しとに、春が一歩も二歩も進むことでしょう。
一月も今日が最後、
時間は目まぐるしいばかりに過ぎていきます。
今雪解け水が芝をぬかるませている庭に出て、
小さな梅の木に白梅が3輪ちらほらと綻んでいるのを見つけました。
赤い石楠花と
紅白斑入りの椿の蕾もこんなに
ふくらんでいます。
雪がたぐり寄せた春なのでしょうか?
力強い命の鼓動が聴こえてきます。
明るい陽射しと春の息吹に後押しされて、
気に掛かっていた所得税の申告書を、
一気に仕上げたところです。