光の中に春の兆し感じて

カレンダーを見れば、もう28日、
年明けからこのページを訪ねたのはただの一回、
自分の怠けぶりに慌てます。


何がいつもと違うのかと言えば、きっと検査が密に入っているから。
それとて、さほど時間を占有されるわけでもないので、
要するに気分の問題と怠け癖、
検査というのは念のための心臓と肺に関するもの、
暮のある日の夜中、胸苦しさに目覚めて少し不安を感じたのが
きっかけです。
アイソトープトレッドミルと日頃なじみの無い検査を
年初めの7日から開始、ポンポンと日を飛ばして週に2~3回、
第4週に入って今週は三種類の肺の検査、
今までのところ特別な異常は見つからず、
半年前に比べて血圧が、120代~70代が190代〜110代と
急激に上がったのが、なにやら関係がありそうな気配です。
いずれにせよ、致命的なことは何一つなく検査の度に安堵、安堵です。
最近は友人知人から病気の話を聞くことが多くなって、
よけいに自分の健康状態に気配りするようになったような気がします。
とは言うものの、楽しみも忘れてはおりません。
年明けからコンサートはウィーンナーワルツを聴き
オルガン演奏(バッハのトッカータとフーガ)を聴き、
ピアノ演奏(くるみ割り人形)も聴きと用事の間をすり抜けて
心を潤しています

北からは引き続き雪便り
娘たちの住まいのあるボストンは昨日から猛吹雪の由、
送ってくる写真を見れば、雪深は悠に1メートルはありそうです。
一週間ほど前に息子とスキーに出かけた娘は、事故で足をねん挫して
松葉杖の生活です。
雪警報で7歳児は休校、雪の中で遊びたい息子に松葉杖の身では
歩くさえ思うに任せず、雪の中に佇んで見ているのが精いっぱい、
手伝いに飛んでいくには距離があり過ぎて、気を揉むばかりです。


東京は風の冷たさはまだ冬のものながら、明るい陽射しには
真冬とは異なる和らぎのようなものが感じられます。
一番敏感なのは小鳥たち、日溜りに小さい姿が忙しげに行き来しています。
冬の庭の彩り、赤い木の実はいつの間にか消え失せました。
千両からなくなって南天、万両と次々鳥たちの胃に納まったようです。
寒椿はまだ咲かず、
わずかな彩りと言えば軒下のパンジーと桜草だけ。


でも石楠花や、椿の蕾はもうこんなに膨らんで、

次の季節を待ちわびています。
季節は静かに進んでいるのですね。
寒さももう暫くの辛抱です。