師走の碧空が続いて

 あっという間に月日が巡り、12月に入ってもう一週間が
逃げて行きました。
やること山積は頭の中で自覚しながら、
それとは裏腹にやりたいこと、気の向くことばかりし
て日を過ごしています。暮は確実に来るというのに。
今、とても楽しんでいるのは何かと言うと写真撮影、
ちょうど庭の楓が見頃になって、ライトアップも
始めましたから、昼も夜も晴れの日も雨の日も
シャッターチャンスがあるのです。
で、暇さえあれば(やるべき事があっても、そっちのけで)
2台のカメラを襷がけにして、庭に出ています。
元々使っていたキャノンに、息子の使い古しのペンタックス
加わって、扱い方の違いや、出来上がったものの違いを
知ったのが、のめり込むきっかけになったようです。





母が旅立って3年の年月が過ぎて行きました。
12月2日、お墓参りはとうに終わらせ、
家で静かに母を思って過ごしました。
きれいなもの、洋風の食べものが好きだった母に
ババロアとローズティーを供えて。

寂しさが心を辛くすることは無くて、いつも母を傍に感じ
、守られている感覚に心が安らいでいます。
父も母も夫もほんとうに心が大きな人だったと年月が
経てば経つほどに、そう思えて、
それがどんなに貴重なものであったかを痛いほどに
感じています。


 4日のお茶の会では、母を慕って下さった方々と集い、
母の長いお弟子さんだったIさんに供茶を点てて頂きました。



皆さんの心の中にも母が生き続けていることを
みなさんの話の端々に感じて、うれしい思いで過ごした
一日でした。
年納めでもありましたから、義妹が心尽くしのお汁粉を
用意して、みなさんをおもてなしして、
いつもより少し長めのお茶の会は和やかなうちに過ぎて
行きました。


 金曜日から今日までずっと小春日和、来週は気温が上がる日も多いとのこと
師走の日々に晴天とぬくもりはありがたいことです。
いつもよりは少し余分に動いて、小ざっぱりとした家で新年を迎えたいと
思っています。