師走入り

あっという間に一年が巡ります。
とうとう今日は師走入り、昨日と何も変わらないのに
なにやら忙しないような気分になっています。


今朝も5時起きしてヨガとスクワットをして
7時過ぎには家を出ました。
明日のお茶の会に備えて、足の状態を万全にするため
頼っている整形外科に行くために。」
明日はとても大切な日、母の旅立ちの日、
お弟子さん達のご好意で、お稽古日をこの日に変更して頂いたのです。
一人の方に母への供茶をお願いしました。
私が椅子に座っているわけにはいきません。
我儘を言って痛み止めを打て頂き、帰りにはお菓子屋さんに寄って
注文の品を受け取ります。
品物は明日の主菓子栗しぐれと柚子もち、
栗しぐれは、母の好物でした。

奥から出てみえたお菓子処蛸八さんのご主人が
「ちょっと寂しいので、こんな風に花びらを一枚添えさせてもらいました。
いいですかねぇ」と言われます。

良いも悪いも、そのお心遣いに私は大感激、母の顔が綻ぶ様を
想像してうれしくなりました。


坂倉新兵衛の井戸茶碗、

手作りの片身掛茶碗、母が愛用してくれた

ツリーや鈴のクリスマス香合、渋い色の名残り紅葉の蓋置、

楽しみながら道具を選び準備を整えます。
花は勿論楓の照葉、白玉椿はまだ残念ながら固い蕾ですけれど。
道具が決まって、稽古の内容も決めて、
明日は母の供養と納めの茶稽古、
〆に義妹がお汁粉を用意してくれるそうです。
お天気は上々の予報です。