師走の日々は駆け足で

気付けばもう今年もあと三日、にわかに心が焦ります。
遅まきに年賀状を書き終えはしたものの、
庭に積もった照葉の名残りはうず高く枯れ木の根元をうずめたまま

毎日「ああやらねば」と思いつつ、目先のことに追われています。


私は何時も怠りなく行き届いたお掃除を淡々と
さりげなくなさる方を心から尊敬しています。
お向かいの奥さまも、お隣の奥さまも
力を入れてという様子はなく、
隅から隅まで家も周辺もきれいにしていらっしゃる、
屈み込んで側溝の枯れ葉を丁寧に掬い、
窓ガラスだけでなく雨戸まで外から
丁寧に拭いていらっしゃる、私はひたすら感心しながら、
でもとても真似は出来ません。


生活に支障のない程度の掃除と整理、私がするのはそれだけ、
ご近所に迷惑を掛けないようにと、
道に散った我が家の枯れ葉は集めますけれど。


平常と暮の違うところと言えば、
衣類をちょっと念入りん整理して
利用して頂けるNPOに送る事、
同じく読み終わった本を箱詰して同窓会に寄付すること
数年間使わなかった電気製品や、医療機器を大型ごみに出す事、
結果として出来た隙間のお蔭で、
部屋がいくらかすっきりするというご褒美があります。
気を良くしたところでお世話になった方に、
心ばかりの贈りものを用意します。
それは、作り溜めた茶碗だったり、
撮りためた庭の花の小さなアルバムだったり、
夫の郷里から取り寄せた蒲鉾だったり。
そして年賀状書き、

それが済むとお正月料理の献立を立てて、
30日には息子に手伝ってもらいながらの大量の買い物、
そして31日は一家総出のお節作りとなります。
「面倒だからもうやめよう」という人は一人も無くて、
みなこの年末行事を楽しんでいるらしい様子が見えるのが
うれしいことです。


今年は第九を聴きませんでした。
でもアヴェ・マリアを楽しみ

パイプオルガンの演奏で教会のミサの雰囲気を

思い出す機会はありました。
友人たちとおいしいものを囲んで年忘れの会もしましたから



遊び残しはありません。


これから一生懸命楽しみながら働いて、
元気に新年を迎えることが出来そうです。
そうそう、お正月飾りは昨日完了しました。

歳神様の依り代、松のリースももう玄関ポーチで待機中、

今年は前のお家が更地になって見通しが良くなりましたから
神様は真っ先に我が家を訪れて下さるのではないでしょうか?
来年も良い年になりますように。