春立つ日に

昨日は節分、今日が立春
暦通りに春の近づく気配が伝わる暖かく穏やかなお日和、
心も体もゆるゆるとします。


今日は次男の誕生日、
彼が生まれた日は、朝から雪が降っていました。
上に長男がいて、早産の気配がありましたから
一歳半の子を私の母に預けていました。
入院に何の支障もないようにとの母の配慮でした。
見送った私にちょっと何か言いたそうな顔をした後
諦めたように「バイバイ」と手を振り、母に手を引かれて
振り向きもせず去って行った長男の姿を今でも時々思い出します。


雪降る日に生まれた次男は、退院の日にも雪に見舞われました。
迎えに来た夫の車は、家の前で雪に阻まれて立ち往生、
道に一晩放置する事態となりました。


そんな誕生前後の空模様とは全く異なる今日の碧空、
息子の注文で、昼食の祝い膳にパイエリアを用意して

庭の薔薇の花を摘んで

パンプキンプディングを飾りました。

幸い土曜日、長男も参加出来て、三人の昼食には
やはりあの日の天気と、
泣きもせず祖母について行った幼かった長男の
健気さの話になりました。


みんなが元気で過ごせていること、
穏やかな日々を送れていることに
常にも増して感謝の思いの深い、家族の記念日です。