穏やかな11月入り

 昨日は11月入りとも思えぬ暖かい陽気の一日でした。
1年ぶりに慶応ワグネルの演奏会に出かけました。
私は合唱は意固地にも男声合唱しか聴きません。
この合唱団のチームワークの良さ、声の張り、若々しさ、
透明感は数多ある男声合唱団の中でもピカ一だと思っています。
 昨日のプログラムは、大中恩作曲「島よ」、
須田和宏編曲による「ポップス・アラカルト」、
男声合唱組曲「過ぎし日」:北原白秋の詩、多田武彦作曲と
バラエティに富んだものでした。
 いずれの曲も大らかに力強く美しいハーモニーを響かせ、
会場を魅了しておりました。甲乙はつけ難いのですが、
心にスーっとしみ通り、いつまでも胸の中で響き続けていたのは、
北原白秋の詩を歌った「過ぎし日」でした。
やさしさとぬくもりに溢れ、
心を潤されたのはポップス・プログラムの中の「川の流れのように」「千の風になって」など。
歌っている方たちの研ぎ澄まされた感性から紡ぎ出される
爽やかなメッセージが心に届きました。
充たされた心地よい時間が流れていきました。