寒椿を描いて

 昨日の霙を忘れたように、今日は久しぶりに春の日差しが全開。

今朝がたホームページを2月号に更新した。
グループホームページMICの仲間に入れていただいて3年目。
茶室、季節飾りに続いて、今年の私のテーマは「やきものいろいろ」、
茶陶器作りと、関連記事と。

今月の作品は、寒い時だけに出番のある筒茶碗。
釉薬の溶解温度を読み誤って、不満足な結果なのに、
今からの作り直しもいまいち気合が入らず、そのまま登載した。


  素焼後

  出来上がり

 来月こそはと思うけれど、何しろ相手は土と火、
思い通りに行かないことのほうが多い。
それが実力なのだから仕方が無いけれど、失望、後悔の繰り返し。
それでもやめない土の魅力とは何なのだろう。
手にやさしい土の感触、気持に沿ってくれる土の柔軟さ、
デザインや釉薬を考える楽しみ、窯出しの時のわくわく感、
形あるものを作り出す喜び、
数え上げればいろいろあるけれど、単に、無心の時間の
心地良さに嵌まっているということなのかもしれない。

 さて3月は何を?とほっとしたばかりの心は
また土に向かっている。