お茶の会に間に合わせたくて

 日常的なあれこれと並行してのやきもの作りは、
形作りからから完了まで1ヶ月近くかかることが多い。
それを見越して6月11日のお茶の会に向けての
茶陶器制作も先月中頃から始めていた。
それなのに丁寧に作った茶碗も茶入も形は歪むし、
思った色は出ないしで惨敗。
それなら水指にしようと思い立ったのが先週末のこと。
5日(土曜)に形が出来上がって、
乾燥に入って今日(月曜)で3日目、
まだ底の部分は生土が黒々としている。
本来ならば乾燥にあと一週間はかけたいところなのに
残る日数は3日。何としても時間が足りない。
これは日本ではおそらく邪道とみなされる方法
なのだろうけれど、
ドライヤーを使ってみることにする。
アメリカの陶芸教室ではごく日常的に使われている方法
だったけれど、私には初めての経験。
何に対してか分からないけれど、ちょっと後ろめたい
思いがつきまとう。  
でも、やってみるとなかなか効果がありそう。
そうはいっても3日間、天日で干しているので、
ひび割れるということもなく、
次第に表面が白くなってきた。

あと1日乾燥させて9日(水曜)には
火入れが出来そう。
さて、どんな結果になるか、
ちょっとエキサイティング。