秋雨けぶる彼岸の中日

 朝から雨になりました。
昨日は最高気温33度の夏日だったのに、
一転して今日は25度という涼しさ。
名前の通りに季節を分けて、今日は秋分の日です。
花壇には夏花と秋花が混沌と仲良く咲いています。

彼岸花はまだ蕾のままですが。

 お彼岸は、彼の岸に住む人を
此の岸から偲ぶ時と言われていますけれど、
私にとってのお彼岸は、
そうした意味での特別な期間ではありません。
彼岸に旅立った大切な人を
いつも傍らに感じて過ごしていますから。
どんな時にも私を支え、励ましてくれる存在として。

お参りは、月に数回、
父と夫の眠る東京霊園を訪れます。
心を洗いに行くと言ったら良いでしょうか。
息子と、或いは母と、時には一人で。
夫に「行ってまいります」と挨拶をして。
早朝のお参りでは普段は殆ど人に会いません。
いつの季節でも清々しい空気が流れています。
次は彼岸明けの26日に母と訪ねる予定です。
庭に咲く秋草を携えて。