秋晴れの日のコンサート

 台風25号の影響で、昨日は雨の朝でした。
それが北上して温帯低気圧に変わった由、
東京にも強い風は吹いたものの
晴れやかな空が午後には広がりました。
秋の雲がたなびく美しい碧でした。
 私の秋のコンサートシーズンの始まりです。
皮切りは「土屋律子コンサートシリーズ」の2回目。
ヴァイオリンは久合田緑さん、
フルートが山田美恵子さん。
プログラムは
バッハのトリオソナタ 
ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンの為のソナタ7番
マルティーヌのフルート、ヴァイオリン、ピアノの為のプロムナード
プロコフィエフ ソナタ作品94
乾いていた心にたおやかな旋律が浸みこんでいくようです。
個人的にはベートーヴェンソナタが断然好きで、
ピアノとヴァイオリンの
歯切れの良いやりとりに心が呼応して活気づきました。
マルティーヌは始めて聴いた曲。
各楽章ごとの変化の大きさ、旋律の面白さ、
また聴いてみたい曲となりました。

 演奏会の後には、美しい舞台衣装のままの
演奏者がロビーに姿を見せました。
それぞれの方の周りには、教え子やファン、友人達が
大きな輪を作り、そこここに笑い声が広がります。
華やぎの余韻を残して、穏やかな日曜の午後が暮れて
いきました。