秋の佳き日に

曇り空ながら風もなく穏やかな仲秋の日曜日です。
はなみずきが紅葉を終えて散り始め庭を染めています。
石蕗の黄色い花も綻び始めました。
季節が迷いなく進み始めたようです。
今日は母が昼食会を開いてくれました。
孫の一人が婚約者を紹介するという目的もあって、
先勝の今日が選ばれたようです。
オレゴン州ポートランドから弟夫妻が帰国して、
母の4人の子供達とその家族12名が集まりました。
中華のラウンドテーブルを囲んで話はあちら、こちらと飛び交います。
母は「とても付いていけないわ」と言いながら、目を細めて皆の顔を
楽しそうに眺めておりました。
久しぶりの姉弟はよくしゃべって、料理を味わうことは二の次に
なりました。
2027年、東京 − 名古屋間で運転開始が予定されている
リニアーモーターカーにさて何人が乗れるだろうかと、
お互いの顔を見合わせ、健やかに老いることを約しました。
若い世代は頼もしく、逞しく未来を見つめて歩んでいます。
93歳の母には若い人との触れあいこそが生きるエネルギーになって
いるのでしょう。
「みなさんからたくさん元気を頂いたわ。どうもありがとう」と
招かれた側へお礼の言葉が送られました。
母とこうして集う機会を出来るだけ沢山作ろうと
改めて思った食事会でした。