冬の空

 穏やかな師走に慣れて、油断をしていました。
朝6時、不用心にセーターのまま新聞を取りに飛び出して、
体がこわばりました。
外水道のバケツにうっすらと氷が張っているではありませんか。
気温を見れば1度。慌てて取って返してジャンパーを羽織りました。
 外の仕事は、本来ならば温かい方が良いのですけれど、
暮に限って云えば、
寒くなってようやく「さて働かなければ」気分になります。
出しっぱなしの観葉植物が可哀想と思うところから
エンジンがかかるようです。
朝食が済むやいなやパキラとベンジャミンゴムの木を
ファミリールームに。
背が伸びすぎて頭が天井につかえそうです。
次がプルメリアとアボガド。
アスパラガス、ハイビスカス、ブーゲンビリア
シンゴニューム、フラグランス、ドラセナ・・・・・。
もうへとへとです。
 散ったままの風情を楽しんでいた庭の照り葉が、
すっかり枯葉色になっています。
次の作業はこれ等をかき集め、
ついでにしおれ切ったほととぎすを刈り込んで
袋詰めに。30リットル入り袋3つがいっぱいになりました。
終ってみれば、腰はハリハリながら、気分は爽快です。

裸木となったモミジの枝の上に冬の碧い空が広がっていました。