2011年 初窯

 朝の気温が1℃前後の日が続いています。
早起きが習慣になっていたはずなのに、
この頃はベットの中で悩んだ末に、
ようやく5時半頃にのろのろと起き出す有様です。
ヨガも朝食も道の掃除もゴミ捨ても、出だしが全て遅くなり、
外出の時は、何かをサボって飛び出すこともしばしば、
体が硬いので、能率もさっぱり上がりませんし。
 庭の彩も、千両、万両の赤だけとなりました。
それでも陽が射す頃になると
小鳥たちの姿が枯れた芝の上に現れ、
何かを啄ばんだり、日向ぼっこをしたりと
長閑な景色を見せてくれます。

 大雪に見舞われている方たちのことを思えば、
勿体無いような環境にいるのに、
この程度の寒さに身を縮めているとは情けないことです。

今日は思い切って外に出て、体を動かすことに決めました。


 6日に土いじりを再開して、
冷たく、意固地な土と
轆轤の上で長いこと会話をしました。
そして何とか形になったものは、
花入2個、

小鉢2個。

 10日経ってすっかり乾いたそれらを
今日は素焼します。
今年初めての火入れです。
それがうまくいったら、
すっかり虜になっている
辰砂の釉薬を施します。

梅型の小鉢は、
昨年お世話になった大好きな先輩に
使っていただきたいのです。