春告げ鳥

 今朝娘から入った電話によれば、
ボストンは今年4回目の大雪、積雪は1メートルを越えている由。
車も高速道路も雪に埋もれて、
息子のデイケアも娘のインターンもお休みになったそうです。
ボストンに今降る雪は、
雪だるまも、かまくらも、雪合戦も出来ない
ふわふわサラサラ雪で、
風が吹くとそれが舞い上がり、何も見えない真っ白な世界が
生まれるそうです。
現地でも見たことのない不思議な光景だと娘が話しておりました。
零下20度の世界の話です。
 日本の天気概況でも「北陸や山陰を中心に大雪。
雷を伴って強く降る所もある。北海道も雪」とのことでした。


 雪便りとは程遠く、東京は今日も冬晴れ。
青々とした空の一日でした。
姿を見せるだけで、声は出さない小鳥が数羽
つつじの茂みの中を忙しげに動き回っているのを見たのも今朝のこと。
地味な抹茶色をした親指サイズの鶯です。
古木の紅梅のつぼみもほんのりと色づき始めました。
ここには、次の季節の足音がゆっくりと近づいてきているようです。


 今日は、母校で公開講座のプレイスメントテストを受けました。
私年齢と思しき方も一人、二人いらして、ほっとしました。
錆びついた頭をフル回転したつもりですけれど、自信は全く無し。
その結果で春からのクラスが決まります。
ちょと楽しみ、とても心配、エキサイテイングでもあります。


 帰りの電車の中は、毛皮のコート、ダウンジャケット、
ウインドブレーカー、セーターとマフラー、
スーツや制服姿にコートなしと様々。
白いマスク姿も目立ちました。
それぞれの季節を身に纏って、
みな黙々と家路を急いでいるように見えました。