緑のきらめき

 若みどりがなんと初々しいこと。
風のまにまにそよぐしなやかさ、
陽射しに両手を広げる大らかさ
何の屈託もない風情が好ましい。

空気になんとはなしにしめやかなものを
感ずるのは梅雨の兆し?
留まることを知らない季節は
自分の意のままに景色を変えていく。


夫の記念誌を入稿したものの、
入稿先との行き違いが多く、出版社を変えた。
今度は、きびきびとした担当者が
こちらの意を汲んでの提案を出してくれて、
ものごとが良い方向に動き出している。
明後日に見られる筈のいくつかのサンプルが楽しみ。


気分の良さに誘われて、カメラ片手に庭に出る。
皐月の日差しの中で、蘇った宿根草たちが、
その花数も彩も増していた。
撮った写真を並べてみる。



昼食前にオーブンに入れた
フルーツいっぱいのパウンドケーキから
あまーい香りが漂ってくる。
ちょっとしあわせな午後のひととき
レモングラスティーでも淹れましょうか。