お暑さ続き

　毎日30度前後のお暑さが続いています。
梅雨の明ける前からこのありさま、
これからやってくる夏の2か月は
どうなりますことやら、気がかりなことです。
電気事情を気にしながら、我慢、我慢の
毎日です。
でも暑いを理由に怠けそうになる心も
楽しみで出かけるとなれば、
げんきんなもの。
お化粧して、マニュケア、ベディキュアまでして
足取り軽くとなります。

出かけた先は、横須賀。
友人と新宿で落ち合い、品川廻りで。
大好きなヴァイオリニスト、そして心の通う友人の
久合田緑さんがセカンドヴァイオリンを務める
JSQ(Japan String Quartet)の演奏会です。
演奏曲目は、
ベートーベン　弦楽四重奏曲第10番変ホ長調
ヴェルディ　弦楽四重奏曲ホ短調
チャイコフスキー　弦楽四重奏曲第一番ニ短調
馴染み深く、大好きな曲揃いです。
　前から二番目の席で、演奏者の表情、指の動き
息づかいを肌で感じながら、広がる旋律の中に
身を浸します。
　3月21日に予定されていたこの演奏会は
震災の後今日まで延期されていたのです。
　音に飢えていたのでしょうか。
体のすみずみにまで心地よさが広がって行きます。
ことにチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第一番、
何という豊かさ、あたたかさ。
知らず知らずに涙が溢れました。

ロビーで会った緑さんと近々の再会を約して、
家路につきました。
家に戻ってみれば、留守の間に
四校目の原稿がどっさりと届いておりました。
さあ、これからもうひと踏ん張りです。