台風の爪跡

 荒れ狂った嵐がようやく日本海に抜けて
ヤレヤレと思ったのに、
未練がましく日本列島に沿って北上しています。
 鳥取、奈良、和歌山、三重などに記録的な大雨を降らせ、
風光明媚な山間の村々のいくつもが、
土砂崩れに飲み込まれ、
川から溢れた大量の水に家々が破壊されました。
亡くなられた方、行方不明の方々の人数が
増え続けています。
日本列島は次々に襲いかかる天災に
なす術もなく、呆然としています。
犠牲者の中に高齢の方々が多いことにも
胸がえぐられる思いです。
 新たに日本の指導者となった方々に願います。
あらゆる災害からの一日も早い
復旧、復興のために、
持てる力の全てを注いでほしいと。
言葉通りに着手実行して、被害に会われた方々の顔に
少しでも笑みが戻る様を見ることが出来たなら、
その時始めて、貴方方の政治力を信じましょう。
 私に出来ることは、
被災された方々にいつも心を寄せながら、
ささやかでも義捐金を送り続けていくことだけなのですけれど。


 9月の定例会の一つNECの OG会に顔を出しました。
男性社会の社内で、20人にも満たなかった大卒の女性社員が、
肩を寄せ合って頑張った頃の名残のメンバーの集いです。
仲間の数は減ってはいないものの、出席する人数が
やや減る傾向にあるのは少し淋しいことですが、
集まる人は当然のことながら皆元気。
その活発なこと、当時と少しも変わりません。
会席お弁当を楽しみながら、話題の途切れる暇もなく
会話が飛び交い、笑い声がはじけて、
3時間はあっという間に過ぎていきました。
最後に、シャンソンを歌い続けているNさんが配って下さった
譜面を見ながら、「今日の日はさようなら」を合唱して
活きの良い会は、その余韻の中で幕を閉じました。
来年の元気な再会を約して。
心の中にエネルギーが充電された思いです。