残暑の日々

 ダイナミックな入道雲がむくむくと立ち上がり、
紺碧の空、目の眩むような陽射しと3拍子が揃う日々。
ふと季節を取り違えてしまいそうな陽気が続いています。


 花たちは正直です。
きちんと見ていれば、きちんと答えてくれますけれど、
ちょっと手抜きをすれば、直ぐに元気をなくして、
美しさが失せてしまいます。
 台風後の潤いに、盛り上がるような花を見せていた
ベコニアとペンタス
朝の涼風に気を抜いたのと、外出続きに、
水遣りが少々疎かになりました。
今日、空の冷蔵庫を満たすべく買い出しに出て、
大荷物を抱えて花壇の脇を通りながら気付きました。
花も葉もすっかり色あせていることに。
茶色くなった葉や、はながらを摘んで、
水をたっぷり遣りましたけれど、
応急処置が功を奏するでしょうか。


3時過ぎに義弟が大きな魚を届けてくれました。
三浦半島の沖で釣った、
稚鰤(ワラサ)、鰤の若者だそうです。
ワカシが30センチ位まで、イナダが50センチ位まで、
60センチ以上がワラシ、90センチ以上をブリと
凡そ区別するそうです。
関東と関西では呼び名もサイズも違うそうですけれど。
この魚は61センチ、重さは3.2キロありました。

刺身用、兜煮用、塩焼き用、照り焼き用と
刺身包丁、出刃包丁、鋏、金槌を総動員しての格闘の末
4時間後に、ようやく美味なお刺身と兜煮にありつきました。
私の拙い包丁さばきでは、稚鰤は少々荷が重すぎました。
鯵かせめて鯖位までといったところでしょうか。