敬老の日

 台風15号、16号と次々に海に控えていて、
今夜から各地にまた大雨との予報が出ています。
今日で真夏日が10日目の由、
穏やかな天候が訪れないままに
9月も後半になりました。
それでも外に出てみれば、
一週間前とは異なる景色が目に入ります。
木の実が少しずつ色付き、



ススキもようやく穂を出し始めました。

産卵前のカマキリの姿をよく見かけます。

進みゆく秋を目にするとちょっとほっとします。


今日は敬老の日だそうです。
敬老の日って一体何なのでしょう?
インターネット情報によれば、
国民の祝日に制定されたのは1966年とのこと。
もう50年近く付き合っていることになりますけれど、
一向に馴染めず、腑に落ちない思いのまま、
何もしないで通り過ぎる日になっています。
敬老ってお祭りのように日を決めて祝ったり、
思い出したりする性質のものなのでしょうか?
父の日に、母の日に、そして誕生日に
健康を祝い、長寿を願って、個々に集い、
或いは手紙を認め、好みのものを贈って、気持を伝える、
それだけで充分なのではないかと、私には思えます。
長寿を喜ぶ家族を持たない方達のためというのであれば、
それは少しは分かります。
でもそれとて一日だけの敬老なんて何の意味もない。
母の日やクリスマスのように、
「敬老ギフト」、「敬老の日のプレゼント」、と
敬老という言葉が軽々しく宣伝に使われているのを見ながら、
「その言葉はね、心の中で大切に培うものよ」と
一人憤然としている私です。