神無月のお茶の会

あっという間に10月も半ば。
庭に出て残花を摘めば、直ぐに10種類ほどが手に溢れます。
河原撫子、浜撫子、紫式部、ハンカチの木、孔雀菊、秋明菊
竜胆、草紫陽花、杜鵑草、秋桜・・・
用意した秋の和菓子が2種、ハロウィーンのお菓子数種。
これらを携えて8時半、母の家に向かいます。


 先ず母に花を活けてもらいます。
水引草を手に取った母は、ちょっとの間花籠との塩梅を測り、
中央に入れます。その後秋明菊、杜鵑草、河原撫子、紫式部
ハンカチの木と、殆ど鋏も使わず投げ込むように
花を入れて行きます。
〆の孔雀菊が入り、七種の残花尽くしは
ものの5分で仕上がりました。

菊の軸を掛け、床の間が完了です。

 10月は風炉釜点前最後の月、
5月から9月までお客様から遠ざけて、
点前座の左手に置いてあった釜を
火の気がそろそろ恋しくなる今月は中央まで移し、
少しぬくもりを感じていただこうという趣向です。

今日はその中置き点前を逆勝手で行う準備をしました。
逆勝手、常には点前をする人の右手に座る客が
左手に座る、すなわち道具の置く位置が逆になる
という意味です。
みなさん熟練の方ばかりですけれど、
今日は少々勝手が違ったようでした。


お菓子は菊

桃饅頭

ハロウィーンキャンデー

皆で四苦八苦しながらも、お菓子を楽しみ、おしゃべりも楽しみ
楽しい勉強会ではありました。