クリスマス・ランチョン

 日毎に朝の冷え込みが厳しくなってきました。
今朝は、白いものが下りてきそうな重い空です。
外に出ると思わず「寒い、寒い」が口をついて出て、
新聞を取って大急ぎで家に飛び込みます。
今日は道の掃除は怠けました。


 母の家では24日に家族のクリスマスをしますから、
それを外して今日の昼食会を用意しました。
母はクリスチャンではありませんけれど、ミッションスクールで
5年間を過ごしましたから、クリスマスには特別な思いがあるようです。
私にとってのクリスマスは、
母がオルガンを弾きながら讃美歌を歌ってくれた冬の日々と、
12月25日の朝、枕元に置いてあったプレゼントが原点です。
やさしさとあたたかさに包まれて心安らいでいた日々の
心地よい感覚は、薄れることがないのですね。
クリスマスが好きなのはそのせいでしょう。


 お馴染みのクリスタルサロンはホワイトクリスマスを演出して、
白と金にすっきりと飾り付けられておりました。


 メニューの最初はホタテ貝をサフランジュレに沈めたもの

次はフォアクラ、鴨、砂肝、トリュフのサラダ
ズワイガニのパスタ

和牛のステーキの調理とサーヴはテーブルの脇で。


シェフのその華麗なまでの手さばき。それもご馳走の内ですね。
そしてデザートは、クリスマスの薪のケーキ。

 

 ここまで来るころにはお腹も心も満足度120パーセントほど。
留守番の男性方には申し訳ないのですけれど、
夕飯作りに精を出す気にはとてもなれません。
母達を送ってから、帰宅。台所には立ったものの
お煮〆、甘塩鮭、お味噌汁にお漬物といった次第となりました。


 明日は母に薄紫色の冬のコートを届けます。
母の曾孫ノアからのカードも添えて。