碧い空に願うこと

 今朝は東京も冷え込みました。
花壇の土が霜柱で押し上げられているのを見て驚き、
車を出しながら外の気温をチェックしましたら、
0℃でした。
東京は抜けるような紺碧の空ですが、
東北地方には、今日も大雪の予報が出ています。
粗末な仮設住宅で寒さに耐えていらっしゃる方々に思いを馳せます。


 クリスマスが過ぎて、街はお正月一色になっています。
どこに行っても人が多くて混雑してはいますけれど、
今年は街に華やぎというものが感じられません。
盛り上がりに乏しいのです。
大災害の記憶が、誰の心にも影を落としているのですから
当然のことと言えましょう。


 当初は日赤を通じて行っていた義捐金の振込を
8月からは被災地への直接振り込みに切り替えました。
日赤を通した場合、分配金等の決定に時間がかかり過ぎ、
即応性に欠けていると感じられたからです。
亡くなられた方、行方不明の方、被災されている方が一番多い
宮城県の災害対策本部へ、毎月ささやかな送金を続けています。
あれほどの災害に遭われても尚明日に希望を繋いで
頑張っていらっしゃる方々に、心からの声援を送っています。
そしてご自分の生活を二の次、三の次にして、
災害支援に全力を尽くしていらっしゃる方々に
心からの感謝と尊敬の思いで頭を垂れています。


 今年も余すところ5日となりました。
癒えることのない苦しみや悲しみの中に過ごされた方々の心に
人々の思いや過ぎた時間は、ほんの少しでもやさしさを運ぶことが
出来たのでしょうか。
2012年が少しでも明るさの感じられる年になりますようにと、
高く碧い空に向かって祈っています。