寒の日々に春を探して

 今朝の長期予報によれば、今年は寒さが長引き、
4月まで冷気が残るだろうとのことでした。
毎朝の空気の真底冷たいこと、三寒四寒の日々です。
 でも硝子戸越しの陽射しは日毎に明るさもやさしさも
増してきています。
花屋さんの店先は、スイートピーやチューリップ、
雪柳や菜の花と春の花の饗宴です。
八百屋さんには蕗の薹が出始め、
タラの芽、菜の花、芹、春筍と春の香りに充ちています。

 
 「寒い、寒い」と縮こまっているのはいかにも残念ですから、
早春の便りを母とボストンのNoahに届けることにしました。
母にはピクニック風お弁当を。
2段のお重の上段には春野菜の混ぜご飯。
菜の花、春筍をたっぷり入れて、梅花も添えました。

下段には、芹、タラの芽、菜の花、春筍など春野菜の和えものと
母の好物の幾品かを。

そしてイチゴにブルーベリー、
チーズケーキのお食後も用意しました。

 そしてNoahには福豆とヴァレンタインチョコレートと
出たてのイチゴの入った「たけのこの里」。

キャラメルと新潟のお煎餅は娘行き、
この二つは、娘にとっての日本のお味そのもののようです。

 
 春はちょっと足踏みしてはいますけれど、
でももうすぐそこまでは来ているはずです。
屋根に雪のかけらは残っていても、
梅のつぼみが少しずつ膨らみを増してきているのですから。