如月入り

 寒さが緩まないままに2月に入りました。
強い北風が枯葉を巻き上げています。
着物を更に重ねて着るから「着更着」と聞いたことがありますけれど、
今年はその謂れにとても納得してしまいます。
とは言っても、陽光は遮るもののない碧空から真っ直ぐに降ってきて、
風の届かない室内を温室のように暖めてくれます。
朝の空気がどんなに冷たくても「もうすぐ春」と思えますから
気持はいたって元気です。
 庭に出て見つけたのは節分草の大きく膨らんだ白い蕾。
新鮮な若緑の葉を従えて、開き時を待っていました。

庭には小鳥の数が増しています。千両や万両の赤い実を残したまま
芝をつついているのは土の中で彼らのご馳走が育っているからでしょう。


 2008年から4年間参加していたホームページ・サークルMIC
(16名のメンバーが、各々自分のホームページを作り、それらを同じ場所
から発信する活動)から昨日独立しました。
10年前にドメイン名を取り、作り始めたホームページは
その間、開店休業のような状況になっていました。
ここでその古いホームページに少し手を入れ、
これまで作りためたものと一つにして
今朝新装開店をしたところです。
http://www.rurikon.com
これがこれからのホームページ作りの拠点です。
日本の文化と関わりの深い事柄(茶道、陶芸、短歌、書、着物等)
を中心に、写真と文章とで季節を綴っていこうと思っています。


 水曜日はなるべくならば母と過ごそうと思っているのですけれど、
今日はホームページの微調整に時間が取られそう。
来週の水曜日にはまた母に何か手作りのおいしいものを
届けるつもりです。
ほっーと体がほぐれるような温もりの訪れを心待ちする日々です。