立春とは名ばかりの・・

 日本海側の大雪が今日は小休止と聞いて少し安堵します。
数メートルにも降り積もる雪を、危険を承知で
お年寄りが雪下ろしをしなければならない現実。
そうした方々の事故のニュースが後を絶ちません。
過疎地は平均よりも更に高齢化社会です。
しかも気候の厳しいところが多いのです。
そうした事情は今に始まったことではありません。
あまりの事故の多さに行政がようやく動き始めたようですが、
「実情を調査する」などと今更何を寝ぼけたことを言っているのでしょう。


「危ないけど、自分がやるより仕方がない」とおっしゃった
頬かむりのおじいちゃまの静かな口調が忘れられません。


あの大雪の映像と、
その中で黙々と雪かきをしていらっしゃる方々を見れば、
雪もない東京で「寒い、寒い」と縮こまっていては申し訳ありません。
少しは外に出て働こうと、庭のあちこちに残っていた枯葉の
大掃除をしました。暮にそれなりの掃除をしたつもりなのに
山のような枯葉が集まりました。
芝の中に早くも芽生えた草を抜き、
芝や花壇にたっぷりの水捲き、
体にエンジンがかかったついでに
大量の陶土を水揚げしてビニール袋に保存し、
干上がった釉薬に水を加えて力づくで溶きました。
乾燥した素地を窯詰めして、火入れもしました。


久しぶりによく動いて、筋肉は悲鳴を上げていますけれど、
体から余計なものがそぎ落とされたような気分です。