雪の予報は出たものの

 朝の内は明るい陽射しがありましたけれど、
次第に空が重くなりました。
でもこのところのおしめりで、
木々が生き生きしています。
花粉が沢山飛んでいるのでしょうか、
予期せずに大きなくしゃみが出たりして、
本人が一番びっくりします。
ようやく白梅が咲き始めました。
先駆けて一輪が綻ぶと、次々に弾けるように花開いて
甘い香りを放っています。

2月も半ば、そろそろ季節も動き始めたのでしょうか?


 今日は、大好きなパイプオルガンでの
トッカータとフーガ二短調」を聴けました。
オペラシティホールのマチネーコンサートです。
小学校4年生の時にバッハに恋をして、その思いが
今も(30年以上も)続いているとおっしゃる
香取智子さんの丁寧で情感のこもる演奏でした。

パイプオルガンの音色のあの体を揺り動かすような
響きと荘厳さに、トッカータとフーガニ短調ほど
しっくり合う曲はそうは無いと私は思い込んでいます。
偽作説があろうが内容が平坦と云われようが、
この力強さ、重厚さは私にとっては本物です。
他にも5曲演奏されましたけれど、
今日の私には「トッカータとフーガ」の10分で充分でした。


 とてもお腹が空いたのですけれど、
我慢して銀座まで足を延ばしました。
SABATINEに予約がありましたから。
シェフおすすめスペシャルランチのメニューは、
・ローストビーフのサラダ、真鯛のマリネの前菜
(身がしまった鯛のマリネ、最高でした)
ズワイガニと冬葱、トマトのパスタ
(甘い葱と蟹、トマトパスタの調和がなかなか、今日の一番です)
・ヒラメとポテトの重ね焼き クリームソース
(ちょっとリッチ過ぎました。わたしには)
・サーロインのソティー赤ワインソース
(赤ワインソースの底力が、レアのビーフによく合いました)
・デザートはワゴンから二種と飲み物
(ティラミス一つでオシマイ、ハーブティと)


 空は重いまま、空気もとても冷たかったのですけれど、
雪は下りては来ませんでした。
お腹も気持もいっぱいの私達は、口数が減って、
歩調は、のんびり、のったりとしておりました。