春の彩り

 空が怪しげですが、気温はいたって穏やかです。
朝の気温が氷点下の日がなくなりました。
手に触れる花壇の土が柔らかくなって、しっとりしています。
明日の予報は雨、花の入れ替え時のようです。
朝の仕事を片付けて、9時に花と野菜の買い出しにでかけました。
広い花屋さんにお客は私だけ、温室のような店内は色と香に
むせ返るようです。


 例年ならば、この時期は昨秋植えた花が元気を取り戻して
花数を増やす時期、水遣りだけしていれば良いはずでした。
2月の総入れ替えは経験がありません。
5月まで保つ花をと、
やっぱりパンジービオラそしてサクラソウになりました。


 続いて八百屋さんへ。こちらも春野菜が満載です。
生き生きした根三つ葉
山形産うるい(始めてです。ぎぼうしの若芽の由)の
淡い緑の爽やかなこと。
京都の春筍、信州のタラの芽、目が欲しがるものを買い込みました。

夕飯はお浸し、ぬた、若筍ごはん、お澄ましといったところでしょうか。


 帰るやいなや花植えです。萎れきったガーデンシクラメンは、
裏庭の病院へ。
病気の花たちにやさしい、やわらかい土入りの
大きな入院コンテナーがあるのです。
元気を取り戻してくれますように。
せっせと花を植え終って、時計を見れば11時40分。
随分効率よく事が運びました。

 
 午後は一休みしてから菓子鉢に絵付けでもしようと思います。
そう云えば、18日に火入れをした菓子鉢は2個とも惨敗でした。
織部の緑はよく出たのですけれど、志野の下絵の鉄が薄かったらしく、
何を描いたのやら、もやもやになりました。
がっかりはほんのちょっぴり、また作ります。