春爛漫

 朝の内の陽射しは次第に陰りはしましたけれど、
何も羽織らずに外に出ても、まことに快適、
良い季節になりました。
とにかく木の花が美しい、
海棠、

石楠花、

乙女椿は

今を盛りと咲き誇っています。
花壇の花達もだいぶ土に馴染んで、花数が増えました。

木々の新芽は瑞々しく煌いています。
毎朝庭を一回りする度に新発見のあるうれしい日々です。


 ボストンに居る娘のcolloquium(論文発表会)が終わりました。
論文発表の準備に留まらず、招待状や、会場の設定から
終了後のパーティの食事の準備まで、
4歳の息子の世話をしながら、全力でこなす娘を、
私は遠くから応援するだけでしたが。
現地の夕方4時半はこちらの翌朝5時半、私はSkypeで参加して、
一部始終を目と耳に納めました。
座ったままの論文発表、
最後には指導教官たちとハグをして締めくくるあたり、
「ああ本当に違うなあ」と思いながらも、感無量でした。
これからの娘が、
辛い思いのただ中にいらっしゃる患者さんたちに
そっと心を添わせるDr.として
お役に立てることを切に願っています。
卒業式は6月始め、
4歳の息子は母親のガウン姿を見るのをとても楽しみにしています。
私も楽しみですけれど。