梅雨入りした東京に戻って

 13日に戻った午後4時の成田はどんよりした重い空、
18℃と知らされていた気温は肌寒く感じられました。
道中はとっても楽でした。
この度も追い風で、所要時間12時間5分、
ほとんど眠っていて、少し読書しての機中でした。


 14日は直ぐにしなければならない用事が出来て、
朝一番に市役所と銀行へ。
続きにスーパーに回って食料を大量に買い込んで戻ると
もうお昼。
間を置かずに動いたせいか体がすっきりして快調です。
雑草が伸びている庭に出てうれしかったのは、
河原撫子が背丈を伸ばし沢山の花を咲かせていたこと。
紫陽花はようやく色付き始めた程度、
始まったばかりの梅雨はまだ本格的ではなくて、
今日も一日碧い空が見えました。涼しくて爽やかでさえあります。
ちょうどボストンでの最後の数日のように。


 慌ただしさが増して記せなかった最後の日々の中に
緑と光と華やぎの週末がありました。
その一つがアフタヌーンティとコンコードの散策。
娘と出かけたホテルの午後のお茶は、
常よりはちょっとおしゃれをした人々が和やかに集っておりました。
もてなすウェイターもダンディなハンサムボーイ。
運ばれるメニューは東京でもおなじみの3段の皿に
種々のケーキ、サンドウイッチ、スコーン。


何が違うかと云えばオールドアメリカンの素朴な木の建物と

装飾、そう雰囲気なのですね。

ゆっくりのお茶の後、これもいつも変わらぬコンコードセンターの
クラシックなお店を一軒ずつ覗くウインドーショッピング。

陽射しの眩しさに誘われて帽子が欲しくなって二つも買いました。
そしてお気に入りのピンクの財布も見つけ、
チョコレートケーキをお土産に家路につきました。

 
 日曜日は友人を招いてのサンデーブランチ
Colonial Innの花に囲まれたテラスカフェは
くつろいだ姿の人々で既にいっぱい。

ひんやりする内部に入れば、
先ずは目に付くのがスイーツと花の美しい彩。

テーブルには教会帰りの着飾った人々も交じって
華やかな雰囲気と会話のざわめき。
私の知らない古き良きアメリカのサロンは
かくやと想像させる雰囲気です。
サラダ、サイドディッシュ、メインディッシュ、

オムレットにベイクド・リトルネック(貝)とお皿を手に通うこと2回、
フルーツの後にデザート。

計3回立ったり座ったり。
友人となんという食欲と大笑いしながらおしゃべりも間断なく続いて、
3時間はあっという間に過ぎていきました。


 良い思い出が次々と積み重なって、
ボストンでの時間はあと一日を残すのみになっていました。