季節の鬩ぎ合い

 俄かに空が真っ黒になったかと思うと凄まじいばかりの雷鳴、
そして稲妻、更にはどたばたと大粒の雨も降って来て
それが夜まで続きました。昨日のことです。
俄かに空気が秋めきました。


 そして今日、朝日が眩しい母の家で目覚めました。
久しぶりに母の傍で休んだのです。
早寝の母が休んだ後に、母の隣のベットに入りましたから、
夜中に目覚めた母は一瞬きょとんとした後
ニコッとしてくれました。
今は朝6時、家中が未だ寝静まっています。
一昨日母が退院して、
そのまま茅野から弟の長いドライヴで帰宅しました。
一ヵ月の留守で家の中には仕事が山積している上に、
医者の往診や来客で弟や義妹は休む間の無い一日を過ごしていました。
母の付き添いを交替したのは、義妹に少し休んでほしかったから。
4時間のドライヴも難なくこなし、母はいたって元気です。
でも「折角の回復を転倒などの事故で無にしないよう」が、
医師のそして私達の最大の関心事です。
そこで、しばらくの間、夜の付添を続けることになりました。
同居の家族ばかりに負担がかからないように、
みなで話し合っていかなければと思っています。


 朝日の明るいダイニング・ルームでこれを書いています。
サイドテーブルに置いた
退院祝いの赤いブーゲンビリアが陽射しを受けて鮮やかです。