紫式部がほんのり色付いて

 東側のカーテンを開けると、
鋭いまっすぐな太陽に目を射られ思わず目を伏せます。
夏を凌ぐ陽射しの強さ、気温の高さですけれど、
頬を撫でる風にはやさしさが加わってきたようです。
ミンミン蝉は声を振り絞っていますけれど、
庭先に鈴虫の声も聴こえます。
紫式部がほんのりと色付き始めました。


 今朝は早起きして、信濃町の病院へ行ってきました。
ずっと以前に痛めた半月板が悪さをし始めて、取り除いたのが2008年秋。
その後の膝の状況をずっと監視して下さっているのがこの病院の
整形外科のE先生です。
ここの患者数と待ち時間は本当に半端ではありません。
9;00〜9:30の予約時間内の早い順番を取るために、
家を出るのはいつも6時。
今朝は5時50分に出ましたから到着は6時40分。
さすがにこの時間は人が少なくて、
いつも人の出入りの絶えない病院の正面玄関が
こんなに閑散としていました。

早出した甲斐があって10時に診察室に呼ばれました。
「両太腿、ふくらはぎの筋肉が非常に良い状態を保っています」
「再手術の可能性はもうないので、
これからは年一回のチェックで充分でしょう」と
先生の診断はまことにうれしいもの。
ヨガとスクワットの成果が顕われたようです。


 帰宅して一休みの後、母を訪ねました。
良い結果の報告をしたくて。
丁度往診して下さった母の担当医F先生から
「おかあさまの回復はすばらしい。
日常生活の全てを入院前と同じ状態に戻して良いでしょう」と
これまた最高の診断を頂きました。


 手繰り寄せた健康を、
これからはしっかりと保って行かねばなりません。母も私も。