暑さ去らぬ日々なれど

 今日も気温は30℃を越えて、
折角漂い始めた秋の匂いもかき消されそうです。
水不足を慮ればあまりじゃぶじゃぶとは出来ない遠慮もあって、
乾いた地面に少々の水遣りはあまり効果もありません。
それでも秋草は少しずつ動き始めていて、
ようやく白の撫子が咲きました。

ツクツクボウシの声も今日は聴かずじまい、
かと言って虫の声もか細くて、
小さい生き物にはちょっと厳しい気候なのかもしれません。


 「あつい、暑い」と言いながら、
外出となると現金なもので、気持もそれなりにしゃんとします。
歯科で定期検診の後
学生時代の友人3人との昼食会へ。
夏を挟んで2か月の間に、私は母の入院がありましたけれど、
みんなは生活に変化も無かったようです。
友人の一人Iさんは学生時代の山登り仲間と
イタリア・アルプスのトレッキングを楽しんできたと
勇ましい話を聞かせてくれました。
もう一人の友人Sさんは北海道一周旅行をご主人と、
そしてもう一人Nさんはハンガリーへ。ハンガリア舞曲を踊る仲間と
現地で落ち合ったとか。みんな本当に頼もしい。


 「季節を感じたいから懐石にしましょうよ」と
今日は和食を選びました。
飾り付けにも食材にも秋が満載です。
もみじ、松茸、菊、栗、豆、秋鮎、秋鮭・・・。





ちなみにご飯は松茸の炊き込み
食後はイチジクと柿でした(撮り忘れました)。

目も口も耳も楽しんだ一日、
暑さはどこかに吹き飛んでおりました。